股関節脱臼の疑い
こんにちは、ハグキです。
娘の生後2ヶ月検診のときのこと。いつもどおり身長体重を計り、「はい、元気ですね〜」という流れで終わるかと思いきや、何やら診察に時間がかかっている模様。
「おや?おや?」と思っていると、「お母さん、こちらへどうぞ」と呼ばれる。
「太ももを見てください。左右のシワの位置が違いますよね?股関節脱臼の疑いがありますので、総合病院(の整形外科)で精密検査を受けてもらいます。紹介状を書きますので。」とのこと。
・・・えーーーー!!!
こ、股関節脱臼??
精密検査??
一気に不安が増してくる私。抱っこの仕方がまずかったのかなぁ…着替えるとき、足を強く持っちゃったりしたのかなぁ…と、心の中で自分を責める。
というのも、股関節脱臼のまま成長すると、歩行に障害が出たりしてしまうとのことで、治療には、足に数ヶ月も器具を装着しなければならないとのこと😫
ネットで調べるにつれアワアワしてきたので、帰宅後、知人の小児科医に聞いてみると、
「あー、よくあることだよー。10人検診したら2〜3人はいて、精密検査の紹介状書くよー。」
とのこと。
え??そんなに対象者いるの??
どうやら、小児科での生後2ヶ月検診のチェック項目として、「太ももの左右のしわの違い」の他に、「股関節が硬い(開きにくい)」「足の長さが違う」といったものや、以下のような項目があり、複数当てはまる場合、精密検査に回すのだそう。
①向き癖がある
(→片足が立て膝になりがち)
②女の子
(→女の子は関節が柔らかい)
③家族に股関節が悪い人がいる
(→股関節脱臼は遺伝的要素が強い)
④逆子で生まれた
(→胎内で足が伸びた状態になりやすい)
⑤寒い地域・季節に生まれた
(→足が伸びた状態でおくるみなどで包まれる)
てか、北海道・東北地方で秋冬に生まれた女の子は、ほぼ対象じゃないかーいっ!!
その後、総合病院で精密検査の結果、股関節はしっかりくっついていました👍経過観察などの必要もなく、一安心です。
予防として、コアラ抱っこを推奨されました。いわゆる「縦抱き」ですね。
首が座らないうちから縦抱き…と抵抗がありましたが、背に腹はかえられません。なるべく縦抱きを中心にするように心がけました。今ではすっかり縦抱き好きの4ヶ月女児です。
幸い、今回は、何事もなく済みましたが、診断当初は、不安でいっぱいでした。
幸い、知人の小児科医から内情を聞くことができ、精密検査は念のため行うケースが多いことが分かりましたが、これは、最初に2ヶ月検診をしてくれた先生から、言って欲しかった…
検査してみないと分からないことなので、軽々しく「大丈夫ですよー」なんて言えないのかもしれませんが、「要精密検査(→異常あり??)」何て言われた母親の精神状態たるや。
診察だけでなく、親へのアフターフォローも、よろしくお願いしますぅ、せんせい…
こちら、ご参考までに↓
股関節脱臼の予防方法などが記載されています。
日本小児整形外科学会パンフレット
http://www.jpoa.org/wp-content/uploads/2013/07/pediatric180222.pdf